世界中で愛されているデンマークの陶磁器メーカー、
ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)の「色」と言うと
「コバルトブルー」を連想する方が多いかもしれません。
それは、古くから日本の「古伊万里染付」の影響を強く受けた
特別の「ブルー」だからでしょうか?
実は、先日心から美味しいと思えるコーヒーと、
素晴らしいカップに出会う機会がありました。
そのカップのパターンネームは「フローラダニカ」
1790年頃、デンマークのフレデリック王子が、
ロシアの女帝エカチェリーナ2世に献上するため、
「フローラダニカ植物図鑑」の挿絵を元絵にして、
絵付師に草花の絵柄を正確に描かせたものです。
史上最強の女帝への贈りものがきらびやかな宝石では無く、
その絵柄も豪華な花で無かったことを初めて知りました。
あらゆるものを手中に納めた女帝に献上したかったのは、
「物質」を超えた「知性」だったのかもしれません。
残念ながら、完成前にエカチェリーナ2世が他界したことで
彼女の元に届くことはなかったそうです。
コーヒーが美味しいカフェのマスターが気分次第で話してくれる、
「知らない世界のお話」は私にとって人生のご馳走となっています。
すべてのものに、歴史や哲学、思いが隠れていることを知ると
子どものように「知りたい!」「楽しい!」が連鎖して、
とても「ワクワクする時間」にできると思っています。
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色彩教育研究所イーカラー
代表 志田 悦子